香川県　直島町にある
京ノ上�搏�
（きょうのじょろうじま）。
面積0.26平方キロメートル、周囲2.6キロメートル
無人島。
宇野港の東沖合に浮かぶ。
この島では、製塩遺跡もみつかり、古代人から人の行き来があたことがわかる。
周辺に多くの直島諸島の島があり、この辺りは船の往行が多く、
中世は、多くの海賊が出没し、人が殺されたりした。
そのため人はこの島には近づかなくなり、『屍島（しかばねじま）』とも呼ばれていた。
京ノ上�搏�は採石などが行われ、戦後まもなくは、
7人の住民が残っていたというが、現在は無人になっている。
京ノ上�搏�の名前の由来は、保元の乱で配流された、崇徳上皇にまつわる。
崇徳上皇に仕えた、仲の悪い女郎二人が、この島に送られても、
ケンカをやめなかったので岩になった。
南岸にある下げ髪姿の女性に似た岩が『京の女郎岩』、『田舎の女郎岩』と呼ばれ
そのうち両方が『京の女郎岩』と呼ばれ、この島が『京の上臈島』となったという。
他にも伝説があり、
その昔、京から連れてきた女郎を、置き去りにしてその女が
身を投げて亡くなった伝説が、この島の伝説として残っている。
その他、玉野市の伝説として
海賊にまつわる伝説もあり、なかと古い昔から話題の多い島の様だ。