島の散歩


牛ヶ首島

香川県 直島町にある
牛ヶ首島
(うしがくびじま)。

面積0.34平方キロメートル、周囲3.4キロメートル、標高38.2メートル
無人島。
宇野港の東沖合に浮かぶ。
明治初期、塩田が盛んとなり多くの人が入植したが、
昭和34年には小学校が廃校、1995年に無人化した。
現在島にはエビの養殖場などがあり、島に通う人もいる。
牛ヶ首島には巨大な涅槃像(仏様などの寝姿像)がある。
顔の長さ10メートル、高さ6メートル、未完成の全身は60メートル以上になるという。
大正2年、この島に巨大な一枚岩があることを知った実業家 西尾吉太郎が、
日蓮上人の涅槃像を彫る計画をした。
当時の名士を並べ、起工式には元帥も軍艦で島を訪れるほどの大事業であったが、
第一次世界大戦の影響もあり、工事は粗削りの状態でとん挫した。
しかし、43年後、当時56歳であった石工の松下与市が突如として、
涅槃像づくりを再開した。
少年のころにみた起工式の感激を思い出し、自らの手で完成させようとしたのだ。
それから17年、1987年、顔を完成、それ以降の作業は一度断念したものの、
30年かけて全体像をゆっくりと完成させている。
牛ヶ首島へはチャーター船で行くことができるが、
涅槃像へは港についてもすぐ見えず、藪の山道を登って見に行くことができる。




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