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村営フェリー みしま

南西諸島の離島航路 ⇔  島のレポート


硫黄島で、船を待つ牛たち。牛たちはこれからみしまに乗って本土に向かう。





『村営フェリー みしま』

村営フェリー『みしま』は、鹿児島港と、竹島、硫黄島、黒島と三島村の3島を結ぶ船。
島を巡りのひとは少なめ、殆どは地元の人たちばかり。島の人たちにとって、船は重要な交通手段となっている。また、生活物資の輸送手段となっている。
この船。トカラや奄美のように乗船時間は短いけれども、欠航や日帰り便での運行も多いので、
あらかじめ余裕をもった旅のスケジュールをたてることが必要だ。

フェリーみしま。

みしまは”M”Line。

2等の客室はこんな感じ。






<みしまのデータ


【運航路線】

   鹿児島港(南埠頭) ⇔ 竹島 ⇔ 硫黄島 ⇔ 大里(黒島) ⇔ 片泊(黒島)


   ※所要時間(鹿児島から):
     竹島まで30分
     硫黄島まで3時間45分
     大里まで5時間15分
     片泊まで6時間

【時刻表】
□鹿児島出港日
鹿児島出航9:30→竹島入港12:30→竹島出港12:45→硫黄島入港13:15→硫黄島出港13:35→大里入港14:45→大里出港15:00→片泊入港15:30


□鹿児島入港日
片泊出航8:00→大里入港8:30→大里出港8:45→硫黄島入港9:55→硫黄島出港10:15→竹島入港10:45→竹島出港11:00→鹿児島入港14:00

→正確な時刻表と運賃表は[三島村]サイトのホームページを参照。

【連絡先】
みしま航路待合所: 099-222-3142
三島村役場:     099-222-3141
※欠航となった場合は、三島村役場に電話をかけると、無人応答で、欠航の旨の音声ガイダンスが流れる。

ホームページ[みしまの運行状況]サイトのホームページを参照。


【その他の乗船ポイント】
□ドック入り:
  みしまがドック入りの時は、十島村のフェリーとしまが代替で運航することが最近の通例。
  ただし、船の便は圧倒的に少なくなり、週1便程度になってしまう。
  ドック入りは通年、9月の2〜3週間くらい。

□日帰り便
  荒天の時など、通常便とは違って、朝出港して夜には帰るという、”日帰り便”で運行される。
  日帰り便のスケジュールは以下の通り。

  鹿児島出航9:30→竹島入港12:30→竹島出港12:45→硫黄島入港13:15→硫黄島出港13:35
  →大里入港14:45→大里出港15:00→片泊入港15:30→片泊出港15:45→鹿児島入港8:00

  ただし、荒天のため日帰り便を運行しているわけで、荒波の中を航行するため、大抵鹿児島入港は
  遅れる。各島への到着は30分〜1時間程度、最終的に鹿児島までは1時間程度遅れると見込んだ
  ほうがいい。

  また、出港の日に日帰り便が運行されるときは、翌日荒天が見込まれる場合で、翌日は欠航となる
  ケースが多い。
  逆に、前日欠航で、天候が回復した、本来入港日などは、島の人たちのために、日帰り便が運行される
  ケースもある。
  毎日7:30頃スケジュールが決まるようなので、みしま航路待合所( 099-222-3142)または、三島村役場
  にまめに連絡してみよう。

□島巡りによる日帰り便の注意点
  通常、運行スケジュールが、出港と入港が連続している場合、4日間で竹島・硫黄島・黒島をまわれる。
  しかし、4日間のどこかで日帰り便が運行されてしまうと、どこかの島に釘付けになってしまうことは、
  覚悟しよう。

  例えば、
  ケース1>船のスケジュールが、出・入・出・入で黒島→竹島→硫黄島と予定していたのに、
        初日の出港便が日帰り便となった場合。この場合は、2日目が欠航となるので、
        3日目の出港便は黒島滞在となってしまうので、結局4日目には戻るしかなく、
        3島巡る予定が、黒島1島の予定となってしまう。
  ケース2>船のスケジュールが、出・入・出・入で、竹島に1泊しようと考えていたのに、
        初日の出港便が日帰り便となった場合。
        この場合は、2日目が欠航の可能性が高く、3日目に日帰り便が運行されることが期待される
        ただし、荒天は続くことが多く、3日目も欠航となる覚悟もしなければならない。
        このケースだと、4日目は日帰り便が出る可能性が高いが、万一4日目も欠航となると、
        5日目が運行され、スケジュールが、出港だと、日帰り便が出ない可能性があり、
        6日目にしか、鹿児島に戻ることができない。結局1泊2日の予定が、5泊6日と、大幅にずれ
        てしまう。
        
  また日帰り便は、夜遅くに鹿児島港に入港するので、鹿児島からどこかの県に戻る人は、
  移動手段がなくなってしまうので、結局翌日に家に帰ることになってしまう。

□抜港(ばっこう)
  抜港とは、荒天のため、港が荒れていて船が接岸することができず、結局その島を飛ばしてしまうこと。
  三島では、竹島と硫黄島が港が1つしかないため荒天時に抜港される可能性がある。

□島の連絡
  としま村とは違い、島で運行や欠航のアナウンスを拡声器で流すことはない。
  入港の何分か前に、入港する旨のアナウンスから拡声器で流れる。

□船酔い
  船にはスタビライザ(揺れ防止装置)がついていないので、揺れる。
  はじめから洗面器を船内でかりて、枕元においている人も少なくなく、荒天時にはリバースしてしまう人
  も多々いる。
  船に弱い人は酔い止めを飲んでおくなどの対策をして置こう。酔わないためには乗船中はなるべく、
  動かないようにしておくこと。


【船の設備】
奄美やトカラに近いだけあってか、船の中のエントランスや設備は奄美やトカラの船によく似ている。
2等だと、奄美やトカラの船と同じようにゴザ寝する。奄美のようにマットはなく、枕と毛布があるだけ。
また、レストランや売店とかあるけれど、レストランは食べ物販売はなく、自動販売機でカップめんと、
ジュースが並んでいる。売店はみやげが少し売っている程度。
あと、お風呂やシャワーはない。エレベータはある。











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