島の散歩


阿波島

広島県 竹原市にある
阿波島
(あばしま)。

面積0.53平方キロメートル、周囲3キロメートル、標高99メートル
無人島。
阿波島は
竹原高崎町の南約600メートル沖合に浮かぶ。
阿波島の北部は、阿波島遺跡とよばれる包含地が発見されている。
阿波島の周辺の海は多くのスナメリが現れた。
毎年冬に繁殖のためにスナメリがこの海にやってきて、
昭和初期には数十頭の群れも確認されたという。
阿波島の南の海では、スナメリ網代漁が行われていた。
スナメリが捕食のためイカナゴを追う。そのイカナゴに群がり上がってきた鯛やスズキを
釣りあげる漁法で、たいそう魚がとれたという。
漁師はスナメリに感謝し、阿波島の南の白鼻岩にスナメリを祀る祠が建立されている。
しかし、その後イカナゴも減少に伴い、スナメリの回遊も激減したことから、
スナメリ漁法は消滅していく。
スナメリ自体も1980年代以降減少し、現在は殆ど見ることはない。
阿波島は戦争の面影を残す島でもある。
太平戦争中、兵器の保管場所として利用され、
毒ガスの島『大久野島』で造られた兵器の保管場所でもあった。
島内には島野南北を結ぶ長いトンネルが掘られている。
戦後は農地としても利用されたが、現在は農地としても使われていない。




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