「妻恋の鹿や木の間の 二十日月」 陰暦8月20日の月。 秋の繁殖期には、 雌鹿を恋う 雄鹿の声が聞こえるという。 さえざえとした月の夜の 妻恋の鹿の声は哀愁を誘う。 「舟虫の遊べるに吾も遊ぶかな」 島の周囲の遊歩道には、 舟虫がいるわいるわ。 実際に歩くと実感できるだろう。 以上、村上壺天子。